MJ
ザ・ビートルズ
サイモン&ガーファンクル
バート・バカラック
エルヴィス・プレスリー
チャック・ベリー
ザ・ローリング・ストーンズ
ボブ・ディラン
マイルス・デイヴィス
ビル・エヴァンズ
エディット・ピアフ
エラ・フィッツジェラルド
カウント・ベイシー
デューク・エリントン
ジョン・ウィリアムズ
ジョン・コルトレーン
キース・ジャレット
アントニオ・カルロス・ジョビン
ベニー・グッドマン
グレン・ミラー
バド・パウエル
チャーリー・パーカー
アストル・ピアソラ
フランシス・レイ
アンドリュー・ロイド・ウェッバー
ソニー・ロリンズ
……さて何人に聞き覚えがおありでしょうか? え、全部知ってる? そーですよねー、みんな超有名アーティストですもんね。
愛用している音楽之友社「ポケット音楽辞典」に載っている、ポップスやロック、ジャズ系の人名です。
いずれここに、「マイケル・ジャクソン」が加わる日を夢見ています。
『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』(ビジネス社)、ネット書評の評判が高かったので、取り寄せてみました。
著者の西寺郷太さんはロック・バンド「ノーナ・リーヴス」のシンガー兼メイン・ソングライターで、大好きなマイケルの研究をずっと続けてきたそうです。
教科書と銘打ってあるとおり、とても平易な言葉で書かれてあり、小学校高学年なら充分理解できる内容。西寺さんのマイケルに対するひたむきな想いや誠実さにあふれ、とても清々しい気持ちになりました。
マイケルにとって、あたしは気紛れで風見鶏のようなアテにならない最低のファンでしたが、それでもメディアが論うたび「ああ、こんな彼はイヤだ。ただただ作品を聴かせて目の覚めるようなパフォーマンスを見せて欲しい」とそればかり切望していました。
まさかそれが、彼の早すぎる死によってもたらされるとは予想だにしませんでしたが。
今年は個人的に印象に残る訃報が多く、中でもMJの死は、時間が経つほどじわじわと身体を侵食してくる感じです。
これまで上っ面しか知らなかった親子・兄弟姉妹との確執、病気、クスリの乱用、無責任な噂、裁判沙汰等々、死後初めて明らかにされる事実も増えていくのでしょう。
多くを語らなかったため誤解され、最後まで戦うより穏便にすますことを選択し、信頼の拠り所を失い迷い悩み傷ついたMJはしかし、彼の遺した作品故に”天才”として未来の教科書に載るはずだと、西寺さんは締めくくっています。
10年、20年経って、この侵食が身体の隅々まで行き渡ったときは、すでにあたし自身も死を見据える年齢になっているのでしょう。
マイケルが教科書に載るかどうか、確かめる間もないかもしれません。
でも、彼を愛し尊敬し、音楽をする人が続く限り、アーティストとしての命は不滅だと、心底思うのです。
« もうちょっと上かと思ってました | トップページ | 要はベルばら読んでフランス史を専攻したとかゆーのと同じ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ブログを引っ越すことにしました(2021.07.09)
- 2021も半分終了(2021.06.30)
- 透明水彩の沼にはまる(2021.06.26)
- 戸川純と大衆(2021.06.17)
- あの世で一家揃い踏み(2021.06.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント