PSYCHO-PASS #15 硫黄降る街
朱ちゃんのスーツって、シングルだけどベンツはダブルなのね……などと、OPを見ながらどーでもいーことを;
バラまかれた大量のヘッドギアで、街中に凶悪犯罪蔓延です。「シビュラ・システム下において、ここまでの状況は想定されておらず、鎮圧のための物資も人手も足りない」と話す禾生局長。犯罪多発地域がグラフ化され表示されたときは「すわ、風速40米……」とつぶやいてしまったよ(^_^;)
シビュラの管理下にあって、何の疑問ももたない人々の方が異常だとする槙島たちですが、だったら人々を解放してやろうってハラづもりでもないらしい。むしろ、自分の好奇心を満足させることが優先されてる感じです。
いやね、先日「エル・グレコ展」の解説番組を見て、異教に走った盲人を快復させるキリストというくだりに、槙島の行動がふと重なったのね。シビュラを盲目的に信じる人々の目を開かせるって意味合いで。でもよおく考えると、やり方はかつてのカルト教団となんら変わらない。やっぱり一人勝手な思い込みと、自分中心の理想に基づいたテロに過ぎないよね。
やたら引用の多いアニメですが、タイトルの”硫黄”は、創世記における背徳の街ソドムとゴモラを焼いた神の火のことでしょうか。そいでもって、オーウェルでもギヴスンでもなく、ディックですかい……。ま、スタッフの面々があんだけブレードランナーに言及してんだし。そのうち槙島が「パーマー・エルドリッチ三つの聖痕」ごっことか始めないといいなあ(苦笑)。
大河の八重ちゃんが脱落しがちな今日この頃。カラ兄とビブリアを中心に楽しんでおります。あ、アテルイが終わりましたね。いきなり現代にもどってきて、そんな構成だったっけと思い出したり; 恵方巻をモグモグしながら、子どもの誕生日(一週間延期)も無事終了。
さて、先々週に引き続き先週末もいろいろございました。
結局、ボランティア先の老人は二度目の救急車騒ぎで入院です。現在、退院後に入所する専門施設を手配中。本人とまわりのためにも、スムースに事が運びますように。
その合間を縫って、幼馴染と久しぶりに会いました! あんまり久しぶりなので会話とかギクシャクしないか心配でしたが、全然ノープロブレムでしたよう(^O^)/
同じくらいでそれぞれ結婚したので、家庭の経過もだいたい似たり寄ったり。なにより子どもが就職してくれたことで、ホントに気楽になったねーと。もう、いつ、自分がどうなっても、子どもはひとりで生きていけるっていうのは、親の最大の喜びだとしみじみ。懐かしい共通の友人・知人たちの近況も聞くことができて、楽しい時間でした。
これだけ交通網が発達してるんだし、国内なんだからいくらでも行ける場所なのに、何故か気持ちが遠い――ふるさとは遠きにありて思うものという、まさにそんな心もちです。村上春樹が「またいつか、と言って別れる相手とは、もう二度と会えないことの方が多い」と語ってましたが、だからこそ会える時間を大切にしたいなあと思います。
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