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帰蝶さまに笑われるのと、駒ちゃんに叱られるのと

どっちが恐いかな……と思いながら寝て、起きたら結婚が認められていました。
政官のムダ遣いには諦めモードでも、個人の男(とその母親)が労せずお金を得るのは我慢ならんてコメントがいっぱい。
いつの世もどんな階級も、父親は娘の結婚に悩まされるものねえ。


鬼滅本編を知らないのに、声優含む周辺情報ばかり入ってきてしまう(←さっさと録画を観ろという;)
どうやら国内興行収入がタイタニックを越えて2位になったそう。千と千尋の300億円越えは新型コロナが高い壁らしいけど、頑張ってもらいたい。私貢献できないけど(ヲイ#)

ところで耳にする鬼滅のストーリーって、ハガレンと共通点が多いような気がします。きょうだいが”失われた何か”を取り戻すため放浪する、途中で団体に所属し技量を磨く等々。アニメ制作もアニプレックスだし。どちらも絵柄がきれいですよね。


外出がままならない分、TVの特番が充実しているので録画目白押しです。
松重豊、光石研、鈴木浩介のお三方が故郷の福岡をノープランでウロウロする企画モノ、ここに野間口徹がいればワタクシ的に完璧と思っていたら、途中ゲストで参入じゃん! しかもムロツヨシまでニアミスじゃん !! 土曜の午前中放送じゃもったいない !!!!

スレスレの三島由紀夫、クイーンドキュメンタリー&ライブ、新解釈の戦国時代、世の中は興味深いことであふれておりますね。




こちらは森茉莉の息子であった

フローベールの「ボヴァリー夫人」が急に読みたくなり書店で購入。
帰宅して翻訳者が山田𣝣と気づき、なにこれ森鴎外の呪い? 呪いなの!? とビビッております(^^;)


NHKひきこもり関連番組をふたつ観ました。
ドラマ「こもりびと」は、ひきこもる子どもを持つ親なら、一度は頭をよぎるだろう言葉の数々に胸が痛みました。それを口にするのとしないのとでは雲泥の差があるけどね。自発的に家族会に参加しても、お手軽な解決法を聞き出そうとしてしまうお父さん。でもたぶん、多くはこの道をたどらざるを得ないんだろうなあ。
ドキュメンタリー「ひきこもり文学」には、そんなお父さんへのヒントがたくさん示されていましたよ。


「エール」があと2回で終わりなんだけど、音ちゃんがしんどいことに。
古関裕而が「オールスター家族対抗歌合戦」の審査員を務めていたことから、最終回はなにやら楽しい演出があるそうです。
あの番組ときどき観たなあ、懐かしい。






小堀杏奴の息子であったか

小堀鴎一郎先生。
西炯子の筆圧弱いGペン主線、とんでもないもの盗まれ隊、絶景本棚3D版京極夏彦(&冬彦)、ボディビルダー三島由紀夫等々を経て、NHK「親のとなりが自分の居場所」を観ました。
以前「大往生~我が家で迎える最期」も観たんだけど、訪問診療医小堀鴎一郎先生が、森鴎外の孫って初めて知りました(^^;)

諸般の事情で定職に就かず親の年金頼みの未婚の子どもが、病身の親を自宅で介護するというなかなかハードな現実に、訪問診療医として寄り添う小堀先生。思い詰めて死を選ぶ子もいれば、胃瘻投与の手順を介護士から学ぶ子もあり。いずれも経済的困難が伴う場合が多く、ひとりっ子が両親ふたりの介護を迫られたら、破綻するのも道理。

さらにNHKは年末に向けて、ひきこもりをテーマにしたドラマやドキュメンタリーを立て続けに放送するそうで、コロナ禍で鬱々とした社会にこれ以上水を差してどうする、みたいな。


そんなワタクシも中野信子先生の「ペルソナ」(講談社新書)を読み、凡庸な人間には到底理解も共感もできないひと時を過ごしました。元より、ジェーン・スーの推薦文にも「この本は、孤高の人を因数分解しようと躍起になる無遠慮な凡人こそ読め」って書いてあるしな。

「私にとってテストとは単に覚えた内容を確認する作業に過ぎず当然満点なのだが、クラスメイトは皆70点、80点であった。これはもしかすると私の知らない”得点を抑える”という談合があるのかと思いクラスメイトに尋ねると、その後完全無視されるようになった」

前にトーク番組で、小学生時代の思い出をこんなふうに語っていた中野先生。う~ん、これは生きにくかったろうなあ。
大島弓子の「夏の夜の獏」や「恋はニュートンのリンゴ」を思い出しました。

次に読み始めたのは「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」(大谷崇/星海社新書)。
ええ、ちょっと厭世的になってますの、オホホ。




私たちは幸せでしたあッ !!!!

百恵ちゃんに続いて、キャンディーズの引退コンサートフィルムを観ました。
先日亡くなった筒美京平のドキュメンタリーと合わせて、自分は今、いつの時代を生きてるんだっけ……と、ちょっと不安に(^^;)
いや「東京BABYLON」だけじゃなく、「NIGHT HEAD」までアニメ化とか言うしさ。
ついうっかり「ここはグリーンウッド」OVAのDVDも、3枚揃って買っちゃうし。


9月10月と慌ただしく過ぎ、とうとう11月になってしまいました。
落ち着かない日々を送っているせいか、心にあんまりゆとりがないのよねー。
まあ、何事も良い方向に考えるのがいちばんだと、頭では思ってるのですが。
この、何とも言えない宙ぶらりん状態が、私はもっとも苦手です。
自分事じゃないから、どうしようもないんだけどね。


どうしようもないと言えば「アンという名の少女」がえらいところで終わってしまいました。
なんなの、あの下宿人二人組。
なんとはなしに、カポーティーの「冷血」を連想してしまう、ブルル; ブン殴られたジェリー少年が、当然気付くと思うんだけど。
原作にはない陰惨なエピソードで、アンドリュー・ワイエスばりの冬の荒野がさらに寒々しい。
ひょっとして、後番組に「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」が来ないかなーと期待したんですが、そんな甘くはなかったNHK。


最後に美容院行ってから、そろそろ1年になります。
前髪だけ自力カットしてるけど、いいかげん切りたい!
ホットペッパーのCM並みに身悶えする毎日ですわ。







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