透明水彩の沼にはまる
ちょうど去年の今頃から急激に透明水彩が描きたくなり、カタチから入るワタクシは画材の購入をはじめました。
幸い、お絵描き学校時代の友人たちからLINEで情報ももらえ助かりました。
まずは絵の具。コレないとどうしようもないのでね。
化粧品と同じで、普段使いはどこでも入手できることが条件になります。つーことで、ホルベイン、クサカベ、W&N、シュミンケ(これちょっとお高い;)等々揃えました。基本色はホルベイン、あとは好みの色をバラ買いです。シュミンケは永山裕子特選12色を基本にしました。
ネットでいろいろ探しているうち、最近は中国製や韓国製の絵の具も人気だと知りました。ここいらも化粧品と似てる感じですね。ただ、扱っているお店がほとんどなく、並行輸入とかハードルが高い。他にも外国製の聞いたことないメーカー品がわんさかあり、チューブか固形かでもうれしく迷ってしまいます。
そんな中、子ども使用を前提に有害物質が入っていない絵の具を見つけ、発色がカラーインク並みに良いというので26色ほど買ってみました。長野県にあるメーカーで「まっちえのぐ」といいます。子ども向けだとたいてい不透明水彩のポスターカラーやガッシュですが、透明水彩ってとこが珍しい。
絵の具の数も増えたし、新たにカラーチャートを作ろうと、専用のカードなんぞも購入。5センチ角のワトソン紙に色を付け、メーカーや色名を書き込めるようになってます(ユーザーのアイデアで開発された商品らしい)。更にカードの収納には、ビックリマンチョコのシールなどを入れるA4変形ポケットファイルが良いとのことで、関連商品も含め沼の深さと広さを思い知った次第。
さて次は紙。
紙は好みのものなら何でもいいとは思いますが、やはり描きたい絵柄の傾向によって、表面のザラつきや水分の吸収度合いなどを考慮する必要があります。昔何かで読んだかして、アルシュ>クラシコファブリアーノ>ワトソンみたいな私的ランクがあるのですが、こちらも検索の結果ストラスモア、ヴィフアールなどお初を購入。ワタクシ細目好きなのですが、意外と粗目や中細もイケんじゃん! と新たな発見が。
紙の形態も、1枚ずつのものやスケッチブック以外で、初めてブロックタイプを購入してみました。紙は水を含むとたわんたわんになってしまうため、板パネルなどに水張りすることが多いんです。しかしこれ、けっこう難しく、角が浮いたりしてイラつくんですよねえ。
で、ブロックタイプというのは紙の四方が糊付けされていて、よほど多くの水を使わなければほとんどたわまないスグレモノ(描き終わり、剥がすときは専用のナイフを使う)。なんでも初めてっていうのはワクワクしますわ♪
続きまして筆。
これはやはり弘法も……というかピンキリなので、1本300~500円くらいのを数本揃えると良いかと。
元々持っていたものに加え、子ども用(学校用)のがなかなか良いと聞き、サクラとぺんてるのネオセブロンタイプを買い足しました。ちょっと毛先が気になったので、ハサミで整えてみたり。保存が悪く先が折れちゃった場合は、50℃くらいのお湯に毛先を浸すと戻る場合もあります。丸筆、平筆、面相あたりがあると便利です。
そしてパレット。
これこそプラスティックでもホーローびきでもなんでもオッケーです。人によっては、お肉やお魚の入ってたスーパーのトレイを使うとも聞きます。ワタクシお絵描き学校時代は貧乏だったので、ゼリーかなんかが入ってたプラスティックの器を使っていて、先生に「さすがに絵の具皿くらい買えば」と呆れられた過去がありやす(^^;)
今回はフンパツしてホーローびきの大小ふたつ買いました。混色するスペースが広いのがいいかなあと思いまして。
てな感じで画材は揃いました。
ええ、揃ったんだから描きゃいいんですが。
試し描きであまりにダメで、ちょっとかなり凹んでおりますの。
CGに慣れちゃうと、ボカしの難しさや失敗した時のアンドゥ不可がけっこう堪えるんだわねー。
おかしいなあ、以前はそれなりに絵の具が使えていたんだが。
まあ、試し描きを続けて水分量のカンがつかめれば、もちょっとマシになるかなあと期待しつつ。
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